独身者の「新たな常識」を採り入れる人々が増えている

 パンデミックも収まりつつあるようですが、STAY HOMEムーブメントを機に、引きこもりでは無い人々も引きこもり生活の良さを認識して日々の暮らしに賢く採り入れて行く傾向が現れているようです。

「不便感じない」「体調良くなった」 丹波地域への移住者急増 テレワーク浸透で過去最高|丹波|神戸新聞NEXT

 夫はデザイン業界の会社員。職場は今も大阪で、自宅から通勤に2時間弱かかるが、繁忙期を除けば週に1、2回は在宅勤務で済ます。「新型コロナでテレワークが一気に進み、『意外と在宅でできるやん』と気付いた。不便は感じない」。職場が遠くなった分、むしろ家庭と仕事でメリハリがついた。

https://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/202205/0015317487.shtml

 外出を厳選する、という傾向は省エネや地球の汚染を抑制する、社会体制の如何に関わらず決して避けられない、地球を守り抜く為に必要な行為。いつもの台詞ですが、この世界的なビッグウェーブに乗るしか無い、溺れてなんかいられない状況となっています。

これからのひきこもりに必要なことは、ひきこもりではない人達のこれからにも必要なこと

 話は変わって、動画サイトを覗いていると、引きこもりなら既にやっている「白物家電にこだわる」、「住設機器への関心が高い」といった住環境への向上心旺盛な人が増えています。例えば、この方。著名なYouTuberで収入は年八千万という噂も聞く方ですが、「大きな冷蔵庫の導入」、「照明へのこだわり」、「自宅を建設」とこれからの引きこもりに必要なことは引きこもりで無い人々にとっても必要なことになっていくことを身をもって示しています。では動画を。

【激安】怪しい中華メーカー製「冷蔵庫」買いました!!
電気工事、照明って難しいよな?
【ルームツアー】ロマン重視な1億円の家を建設!悲劇発生www

引きこもりシーンも動画で情報発信する時代へ

YouTuberの約半数が月収1万円未満 ブログ同様に厳しい現実

何年か前から「ブログはオワコン(終わったコンテンツ)!これからはYoutube!」などと言われたりしてます。……(中略)
……でもあっという間にレッドオーシャンになってしまったという感。

https://www.retire2k.net/entry/2022/04/17/100000

 何々、「レッドオーシャンになっている」ということは、動画による情報発信が普及していると言えるな。小遣い稼ぎは無理でも引きこもりシーンの情報発信には使えそうだ。と、いうことでYouTubeでの引きこもりシーンについて調べてみました。

 まずは、地上波テレビや5ちゃんねるでおなじみの価値観に基づいた作品を。

58歳ひきこもり①~8050問題の先の現実(2020年6月1日放送)

 ひきこもりは辛いです苦しいです不幸です。という、うんざりするほど聞き飽きた価値観。彼の場合は最初の就職で躓いたので、充分な資産作りが出来なかった。という不利な点もあるけど、就職をすることがゴールだと思い込んでいたことで不幸が増幅された感じ。ここら辺は非自発的に引きこもった人達が陥る状況みたいだけど、自宅でできることが沢山ある状況に気付いて欲しかったな。

 最初の検索結果にガッカリしながらも気を取り戻して、いろんなキーワードで検索してみたけれど、自分のだらしない暮らしぶりを晒して「ヒキな俺を笑ってくれ」と自虐的な演出をやっている作品や宗教団体やひきこもり支援団体のヒキ叩き作品などばかりで、迷わず途中で再生停止して「低評価」を押しまくっていました。

「ひきこもり」に拘る理由は何も無い

 もう一度気を取り直して、「ひきこもり」に拘らず、自宅での暮らしを愉しんでいる人達の作品を探してみると、ありますあります。お宝が。これぞ最新引きこもりのハートを鷲づかみにする、勉強になる作品。例えばこちら。

【インテリア選びのコツ7選】賃貸物件でも理想のインテリアを叶える|2LDK|オレンジ・イエローのナチュラルなお家|SUBラルなお家|SUB

 彼女は引きこもりではありませんが、紛れもなく今を生きる引きこもりにも相応しいライフスタイル。学ぶべきものがあります。

 勿論、「巣ごもり消費」、「おうち時間」といったおなじみのキーワードも忘れずに検索していくとお宝は無限大に。これらを見て行くにつれて、自分が動画を作成するならこうすべきという方針が自ずと決まっていきます。

 また、今回の調査で新たな発見が。それは高齢者のVlogerやYouTuberも活躍していること。「高齢ひきこもり」という言葉があるように、引きこもりの年齢層も幅広くなっています。高齢の(ヒキで無い)VlogerやYouTuberが活躍しているのなら、当然……

 こんな事を書いていたら、他のヒキコモリスト達に先を越されそうですが、自分なりに動画づくりの練習を続けていきたいと思いますw

これが、ひきこもりの定義だ

【家にいるのが好きな全ての方へ】ひきこもり7年目の私がメリットを徹底解説します

 引きこもり界の女神、小森ひき子さんが満を期して発表した動画が、大反響です。

 コメントの多くが共感と絶賛である一方、妬みの声やひき子さんの提案をガン無視して「腐敗した定義」を自身が信じてやまないのか、必死になってひき子さんの提案を否定し続ける、頭のおかしな人まで集まってくる様は、彼女がまさに「引きこもり界の女神」となっていることを象徴する出来事といえるでしょう。

 この動画に続いて、後編が用意されているということなので、次回の発表が待ち遠しくてたまらない今日この頃ですw

厚生労働省の定義は腐敗したのか?

自立をせずに引きこもり生活を営むことは極めて難しい

「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」を「ひきこもり」と呼んでいます。

https://www.mhlw.go.jp/seisaku/2010/02/02.html#

「引きこもり」の意味は時代とともに変化している。かつては、後述のように、隠遁や病気療養を指して使われたが、平成30年度の厚生労働省白書では「様々な要因の結果として、社会的参加を回避し、原則的には6か月以上にわたっておおむね家庭内にとどまり続けている状態を指す現象概念」と定義し、報告に一節を割いている[9]

https://ja.wikipedia.org/wiki/

 ところが、今話題のウイルスCOVID-19によるパンデミック発生以前から、在宅勤務やテレワークなどで引きこもり生活を成立させている人が徐々に増えていたし、テレビで取り上げられる、正に厚労省の定義にハマっていそうな「ひきこもり達」も引き出し屋の施設に閉じ込められるなどで生命の維持が出来なくなると脱走という名の外出を行うので、厚労省の定義も今となっては形骸化、あやふやなものになっています。

引きこもりシーンがどんどん豊かになっていく

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