ひきこもりとセルフネグレクトの関係

 テレビや5ちゃんねる辺りで出てくる「ひきこもり」の部屋は、くっさ~いゴミ屋敷の風景が映し出されたりします。

例えば、これ。

引き出し屋の有名ブランド、ワンステップスクール

 伝説となった有名引き出し屋、ワンステップスクール某です。以前にも書いたけど、40代のヒキが母親亡き後自宅をゴミ屋敷にしてものだから父親が遁走してしまい、それでも自宅に未練のある父親が引き出し屋へヒキ息子の「退治を依頼」する内容。これは、「母親がこの世を去った頃からゴミ屋敷が始まった」という事実が重要。つまりヒキ息子は父親のことを嫌っていると考えていいでしょう。大嫌いな父親に対してゴミの砦を作ってひきこもるという「ベルリンの壁」(死語)状態。でもこれって、単なるセルフネグレクト。それを実践するためにゴミ屋敷にひきこもるという方法論を実践しただけなんだよね。

ひきこもらないセルフネグレクトの方が多くないか

 で、次はセルフネグレクトを取り上げた動画。

セルフネグレクト【報道特集】

 この動画の1分14秒辺りから「借り主は3年前から家賃を滞納し失踪」とあるようにゴミ屋敷が嫌で部屋から遁走しています。彼は全然ひきこもっていません。引夫が昔居た職場でもゴミ屋敷に住んでいる人がいて、部屋のゴミが溢れそうになって住みづらくなる度に転居を繰り返す人がいましたが、小遣いがもらえるからと転居の手伝いをやったという職場の人達は異口同音に「いらない物は捨てるなりメ○カリで売るなりすればいいのに面倒くさいって、俺らに小遣いやるよりそっちの方がお得なのでは?小遣いに釣られて手伝ったけど、やっぱり理解出来ない」と。

 ひきこもらないセルフネグレクトな人達。言い換えれば、ひきこもりは必ずしもセルフネグレクトであるとは限らないのです。

自暴自棄とは無縁な、今を生きる引きこもり達

 そして、現在はライフスタイルのメインストリームとなった引きこもり生活。所謂「ヒキコモリスト達」も増えて、賢い生活様式の一方法論としてすっかり定着しました。そうなると引き出し屋などのひきこもり支援連中にとって「商売あがったり」になってしまうので、ヒキコモリスト達への嫌がらせが相次いだりもしましたが、連中のビジネスモデルが次々と世間に晒されることになってからは、地下潜伏状態になったり宗教団体カルト組織や金に汚い議員達に泣き付くようになっています。

自民ひきこもりPTが菅首相に提言案を提出 金になるんだろうなw

 でも今を生きる引きこもり達は、何処吹く風。自宅の快適な暮らし向上と大気汚染抑制などのよりよい社会づくりに貢献し続けているのです。

「ひきこもり利権」の獲得競争が始まりそうだ

 COVID-19パンデミックを機にすっかり普及した引きこもり生活。「ひきこもり」は社会との断絶では無く、社会との賢い付き合い方の方法論として飛躍的な進化を遂げました。しかし、「ひきこもり支援」等と謳った者達は、己の存在がお役御免となることを恐れたのか、ひきこもりを前向きに捉えて新しい生活様式の一環としている人達を叩き始めました。また、胡散臭い事業活動の最先端とも言える「ひきこもり支援」の絶滅を恐れて支配層へ泣き付く作戦を始めた者達もいるようです。

庶民の人権剥奪に全精力を注いでいる、家庭連合(統一教会)&日本会議メンバー。

引きこもり問題を解決したい by 博文チャンネル 下村博文

 彼らが動いた時点で、「ひきこもりは金になる、ヤンキー輩連中だけの金づるにはさせたくない」という欲望が沸いたのでしょう。

 また、「ひきこもりの社会復帰」で出てくるのが何故か、就労支援。この就労支援がどのように行われるのかということにも注目しましょう。業として職業紹介を行う場合には「有料職業紹介事業」として厚生労働大臣の許可を受けなければなりませんが、彼らは果たして許可を受けているのか。ここら辺も要チェック。上記のおっちゃんらに泣き付いて、対ヒキの職業紹介なら自由にやりたい放題出来るように圧力をかけてくるかも知れません。……と長々書きましたが、こういった胡散臭い偽善支援活動の裏にはブラック企業や反社会勢力が暗躍してくるのが世の常。支援活動連中の捕獲したヒキ達がどういった「就業先」へ連れ込まれるか、といったところにも注目しておきたいところです。

 我々とは違うタイプの「ひきこもり」達としか関わらない人達が、多様性を認めず一方的な価値観を押しつけてきますが、彼らの偏向的な思考を嘲笑いながらも「これからの引きこもり生活」を創造していこうではありませんか。