今時の、ひきこもり事情

202305更新 随時更新予定ですw

地上波テレビが取り上げない謎のライフスタイル

 マスメディアが取り上げるものは、事実真実とは異なるものが存在する事実は、皆さんもご存じの通りです。

例えば、「お金持ち」。雑誌や地上波テレビでよくやっている、高価ものを所有して、日常的に贅沢な暮らしをしている人々。を連想する人と、普段は質素に暮らし、貯蓄に必死で価格の高低を問わず良い物を大切に使い切る事で己の資産を築き上げる人達を思い浮かべて、目標の一つにしている人達とがいるように、引きこもりにもメディアが取り上げるタイプの人達と、そうで無い人達がいます。

「金持ち」も、後者のタイプは一般大衆向けのメディアでは、金持ちとして取り上げられず、「痛いドケチ」として笑いを取るためのネタとしてよく見世物にされていますが、言うまでも無く本物の金持ちは彼らであるように、テレビでやっている「ひきこもり」は、常に弱者であることを要求される視聴者層の受けを取るために長期の休養が必要な人達を攻撃の対象にして、搾取に疲れた弱者達へ「束の間の安堵」を与えて、CMを見させて消費の罠にはめ込め続けさせることが目的と思われます。

ご挨拶」にも触れていますように、「金持ち」も、「ひきこもり」も、筆者が実際に出会ったことのある人達は、メディアで取り上げられないタイプの人達だったので、「金持ち」にはなれなくても、引きこもり生活なら手軽に始められるし、消費の抑制効果もあるので小金持ちぐらいにはなれることを期待して、「立派な引きこもり」を目指そうと志したのが始まりです。

ところで、「引きこもり」ってどんな人達なんでしょうね。引きこもっているから表には出てこないけど、筆者なりに調べてみました。
併せて、表形式にまとめた「テレビと現実との違い」や、以前ナビゲーションリンクに加えていた、このページの詳細版ともいえる、「ライフスタイルのパラダイムシフト―引きこもり生活の現状と将来を研究する」も参考にして頂ければ幸いです。

外出をする

 あれぇ?「ひきこもり」って言うぐらいだから、外出をしないのが引きこもりなんでしょ?矛盾していません?、と思われるかも知れません。事実、厚生労働省の定義にも、

「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」を「ひきこもり」と呼んでいます。

https://www.mhlw.go.jp/seisaku/2010/02/02

と、ありますし。

でも、ムダな外出を減らせるようになったとはいえ、飯の調達ですら、完璧な宅配サービスが実現出来るには、まだまだ時間が必要ですし、収入を得るにしても在宅勤務が可能な仕事って限られていて、各々の収入を得るために出来る得意分野って個人差があるから、引きこもり生活を愛する人々全てが在宅勤務テレワークで収入を得られるとは限りません。
また、テレビで紹介されるタイプの「ひきこもり」達も、悪徳な引き出し屋の収容施設に閉じ込められて必死になって脱出した事例があるように、外出をしない引きこもりなど存在しないのが実態です。
厚労省の定義も今となっては腐敗したようなものですね。

自立志向である

 言うまでも無く、自分だけの時間と空間を求めることから引きこもり生活は始まるので、実家暮らしなどで賢く貯蓄に励んでいる人は家族などの同居人との関係を良好に保つ必要があります。一方でそれが出来ない、例えば宗教や各種信条などの面で相違があるなど、親族等と一種に暮らせない人達が一人暮らしを求められる必要があったりと、引きこもり達には常に自立することが求められています。そもそも、「実家暮らし」でも同居する親族等との関係を友好に保つには、資産作りのためには同居人が狂ったカルト信者であってもなだめることが出来るぐらいの折衝力が必要であることからも、最低限「精神的な自立」ぐらいは求められるのかも知れません。

貯蓄・資産作りをする

 自立するためには、先立つもの(経済面での自立)が必要、ということで引きこもりは貯蓄や資産作りを欠かしません。お金の使い方も、単なる支出を抑えるだけの節約では満足せず、高級品の見切り品を選んだり、手続きの時間を節約するために携帯キャリアをMVNOに変えたりします。

贅沢を愉しむために見切り品を選び、節約をするためにリボ払いを選ぶ

 前項でも少し触れましたが、引きこもりはテレビや雑誌で紹介されているような、単なる支出を抑えるだけの節約はやりません。野菜を大量摂取するために見切り品の野菜を選び、ミントティーやモヒートを愉しむために見切り品のミントリーフを買い、見切り品のクラフトビールは確実に入手しようとします。
クレジットカードの使い方も借金としての「打ち出の小槌」ではなく、同じ支出金額でも各種特典を少しでも多くひねり出すために使いこなすことによる「打ち出の小槌」としての利用を試みます。例えば、初回金利のかからないリボ払いのクレジットカードでは積極的にリボ払いを選び、それでいて毎月全額返済を選択して、毎月きちんと支払いきることで金利を払わずリボ払い特典を享受します(2023年現在、この方法が利用出来るクレカが減少しているので、リボ払いは避ける方が賢明です)。

引きこもりは様々な種類に細分化されている

 冒頭にも書いたように、テレビで紹介される「ひきこもり」は、ごく一部の種別でしかないことは、このサイトをご覧の方には今更言うまでも無いことだと思いますが、テレビが印象づけようとしている「ひきこもり」は、彼らに80年代の幼女連続殺人事件の犯人のイメージを未だに引きずり、押しつけ強要する時代錯誤の象徴です。

当然、住環境へのこだわりは高い

 おうちが大好きな引きこもり。当然住環境へのこだわりは外せません。建築建設業には関心が無くても、建築物の設備関連への関心が高く、引きこもり生活に必要な部屋のことに興味関心を持つことに嵌まった挙げ句、建築物マニア、建設業の仕事に携わる人もいるようです。

そうなれば家電や家具類のこだわりも人一倍強い事は当然。冷蔵庫は400ℓクラスをよりも大きな物を選んで、引きこもりらしくできるだけ食料調達の頻度を減らしたり、照明器具は調色調光機能付きのLED器具で温白色の明かりで満たし、テレビ受像機は引きこもりの繊細な視覚になじむ有機ELやPDPといった自発光タイプのディスプレイを採用した機種を選ぶ……といった具合です。

日常生活でも“なぜ”を五回繰り返す

 これはもう、日常生活のカイゼン策そのものです。本当にこれでいいの?もっと外出を減らして地球と財布に優しく出来るのではないのか。この移動時間を減らして、筋トレの時間に充てることが出来るのでは?そもそも、COVID-19に感染したくないよね……と、常に質的向上、進化を怠らないのが引きこもりの真の姿なのです。

トヨタ生産方式の思想を日常生活に当てはめている

 外出のムダを無くす。コスト削減に環境負担の削減。進化を怠らない「改善意識の定着」……引きこもり生活とは、質的向上、進化の象徴です!