やっぱり「ひきこもり支援」は「ブラック労働支援」だった

 ひきこもり支援を謳った団体が大抵やっていることと言えば、「就労支援」。この、ヒキ脱出は事業者の被雇用者になることが前提となっていることに筆者は疑問を感じていました。もしかして、ヒキ達をブラック企業へ雇用させることが目的なのでは無いのか。悪徳職業紹介業者と組んでヒキこそ行きたくも無い、ヒキで無い者達も当然選ぶ訳の無い超絶ブラック企業へ「タマを送り込む」ことがひきこもり支援の本質なのではないのか。その疑いが晴れる情報を手に入れました。

Google口コミに、ある公的機関についての投稿があったので、紹介します。

2015年頃から1年4ヶ月働いたのに、就職のしゅの字の気配すらなく奴隷のように働かされた。軽作業で、夏の炎天下で野外労働もあったが、給料は雀の涙。おまけに管理者らは上から目線で嫌なことばかり言って、こちらの気勢を削ぐ。家の方でも父の認知症が進行し、母はヒステリーを起こしまくった。母が強制的に入所させたから全て母が悪いのだが。こういう事業所は金にニオイがしてくると常に利用者に無理を言ってくる。ここに通っていた時期のことは思い出したくない。就職の助けにもならないので、行かないほうがいい。(星一つの評価)

私も相談や話を聞いてもらっただけど、
何も助けにならない
おまけに担当者は何もやってないのに、
就職が決まった事を報告する書類にサインして
提出させ、あげくは自宅に返信用封筒を
送り付けて、雇用契約書の写しを送って欲しいと
きた。なんの為にそこまでしなければ
ならないのか納得出来なかった。
あんまり、頼りたくないわ。(当然評価は星一つ)

 簡単に言えば、引き出し屋から暴力性を抜き取ったようなものでしょうか。でも一つ目の「給料は雀の涙」って具体定期な金額はいくらなのでしょうか。もしかして、最低賃金すらもらえていないのでしょうか。公的機関絡みだから流石にそこまで酷くはないと思いますが、「働いたら負け」状態だとやっぱり敬遠したいですよね。

 これらを見ても、やっぱりひきこもり支援って「営利事業」なんだなぁ、と思いました。だって参入障壁が低くて、一応は政府も力を入れているらしい事業だから助成金などももらえるし、もしかして俺でも「ひきこもり愛」を謳った独自の支援策ぐらい思いつくからそれをネタにしてがっぽり稼げそうな気がしてきましたよw ……って、かつて流行って社会問題にもなった貧困ビジネスと同じ流れになりそうですね。

 この、引き出し屋と並ぶ真の社会問題には、何故かマスメディアはスルーしていて、動画サイトなんかで一部の賢い人達がネタにしている程度だけど、これからブレイクする話題となっていくことを切に願ってやみません。

独身者の「新たな常識」を採り入れる人々が増えている

 パンデミックも収まりつつあるようですが、STAY HOMEムーブメントを機に、引きこもりでは無い人々も引きこもり生活の良さを認識して日々の暮らしに賢く採り入れて行く傾向が現れているようです。

「不便感じない」「体調良くなった」 丹波地域への移住者急増 テレワーク浸透で過去最高|丹波|神戸新聞NEXT

 夫はデザイン業界の会社員。職場は今も大阪で、自宅から通勤に2時間弱かかるが、繁忙期を除けば週に1、2回は在宅勤務で済ます。「新型コロナでテレワークが一気に進み、『意外と在宅でできるやん』と気付いた。不便は感じない」。職場が遠くなった分、むしろ家庭と仕事でメリハリがついた。

https://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/202205/0015317487.shtml

 外出を厳選する、という傾向は省エネや地球の汚染を抑制する、社会体制の如何に関わらず決して避けられない、地球を守り抜く為に必要な行為。いつもの台詞ですが、この世界的なビッグウェーブに乗るしか無い、溺れてなんかいられない状況となっています。

これからのひきこもりに必要なことは、ひきこもりではない人達のこれからにも必要なこと

 話は変わって、動画サイトを覗いていると、引きこもりなら既にやっている「白物家電にこだわる」、「住設機器への関心が高い」といった住環境への向上心旺盛な人が増えています。例えば、この方。著名なYouTuberで収入は年八千万という噂も聞く方ですが、「大きな冷蔵庫の導入」、「照明へのこだわり」、「自宅を建設」とこれからの引きこもりに必要なことは引きこもりで無い人々にとっても必要なことになっていくことを身をもって示しています。では動画を。

【激安】怪しい中華メーカー製「冷蔵庫」買いました!!
電気工事、照明って難しいよな?
【ルームツアー】ロマン重視な1億円の家を建設!悲劇発生www

引きこもりシーンも動画で情報発信する時代へ

YouTuberの約半数が月収1万円未満 ブログ同様に厳しい現実

何年か前から「ブログはオワコン(終わったコンテンツ)!これからはYoutube!」などと言われたりしてます。……(中略)
……でもあっという間にレッドオーシャンになってしまったという感。

https://www.retire2k.net/entry/2022/04/17/100000

 何々、「レッドオーシャンになっている」ということは、動画による情報発信が普及していると言えるな。小遣い稼ぎは無理でも引きこもりシーンの情報発信には使えそうだ。と、いうことでYouTubeでの引きこもりシーンについて調べてみました。

 まずは、地上波テレビや5ちゃんねるでおなじみの価値観に基づいた作品を。

58歳ひきこもり①~8050問題の先の現実(2020年6月1日放送)

 ひきこもりは辛いです苦しいです不幸です。という、うんざりするほど聞き飽きた価値観。彼の場合は最初の就職で躓いたので、充分な資産作りが出来なかった。という不利な点もあるけど、就職をすることがゴールだと思い込んでいたことで不幸が増幅された感じ。ここら辺は非自発的に引きこもった人達が陥る状況みたいだけど、自宅でできることが沢山ある状況に気付いて欲しかったな。

 最初の検索結果にガッカリしながらも気を取り戻して、いろんなキーワードで検索してみたけれど、自分のだらしない暮らしぶりを晒して「ヒキな俺を笑ってくれ」と自虐的な演出をやっている作品や宗教団体やひきこもり支援団体のヒキ叩き作品などばかりで、迷わず途中で再生停止して「低評価」を押しまくっていました。

「ひきこもり」に拘る理由は何も無い

 もう一度気を取り直して、「ひきこもり」に拘らず、自宅での暮らしを愉しんでいる人達の作品を探してみると、ありますあります。お宝が。これぞ最新引きこもりのハートを鷲づかみにする、勉強になる作品。例えばこちら。

【インテリア選びのコツ7選】賃貸物件でも理想のインテリアを叶える|2LDK|オレンジ・イエローのナチュラルなお家|SUBラルなお家|SUB

 彼女は引きこもりではありませんが、紛れもなく今を生きる引きこもりにも相応しいライフスタイル。学ぶべきものがあります。

 勿論、「巣ごもり消費」、「おうち時間」といったおなじみのキーワードも忘れずに検索していくとお宝は無限大に。これらを見て行くにつれて、自分が動画を作成するならこうすべきという方針が自ずと決まっていきます。

 また、今回の調査で新たな発見が。それは高齢者のVlogerやYouTuberも活躍していること。「高齢ひきこもり」という言葉があるように、引きこもりの年齢層も幅広くなっています。高齢の(ヒキで無い)VlogerやYouTuberが活躍しているのなら、当然……

 こんな事を書いていたら、他のヒキコモリスト達に先を越されそうですが、自分なりに動画づくりの練習を続けていきたいと思いますw