また、ヒキ叩きがやってきた

柔道も車も日本より本気出して最先端を走っている国だからと期待していたのに

 引きこもりならチェックしている人も多いであろう優良動画サイト、「アジアンドキュメンタリーズ」。そこでフランスのひきこもりを扱った動画が配信されています。内容は以下のツイートにもある通り、何か嫌なことがあったので部屋に籠もりっきりになっているという、日本の地上波テレビで腐るほどネタにされ、引きこもられると困る人達がスポンサーの大半だからなのか、ひきこもっている者達を一方的に罵り続け、彼らがひきこもりに至った要因(こいつらが一番の処刑対象)に付いては全く触れないあの馬鹿馬鹿しいパターンほど酷くは無いけれど、やっぱり古典的なタイプのひきこもりを印象づけようとする、大好きな引きこもり生活を研究する者にとっては、フランスの制作陣だったら日本の連中よりも本当の要因についてもっと深く切り込んで欲しかったなと思うのがサクッと見た感想。

フランスひきこもりシーンのごく一部を見ることが出来る。

フランスの引きこもりシーンをもっと知りたいという欲求が裏目に出ちゃったw

 フランス制作なのにヒキ側だけが悪者扱いされている感じの内容に、日本の地上波テレビ番組を見せつけられたような違和感を覚えたので、見終えた瞬間にツイートを投げてみました。

ひきこもりを笑う者はひきこもりに泣く

 そうすると、引き出し屋に代表される胡散臭い「ひきこもり支援」連中辺りが噛み付くことは予想されるけど、適当にからかっておけばいいかな、とあしらっていました。
「お前は自力で克服出来たからそんなことが言えるのだ」と噛み付いた人は、僕が彼のツイートをリツイートして後にツイートを削除してしまいました。きっと、僕のサイトを見て新しいタイプの引きこもり達が増えている現実を目の当たりにして「遁走」したのでしょうか。

 続いては、このツイート。

全部自分でやっていますが何か、って返すだけでいいのに素直になれない思春期な僕w

 何と、自分で収入を得てスーパーやドラッグストアにホームセンター……を一秒でも滞在時間を短くするようにしながら商品を調達して、生活費の支払いのやりくりに必死になっている(インターネットサービス様々やw)者に対して喧嘩を売ってくる人が登場。相手について何も調べること無く、自分が一方的に妄想を逞しくした「ひきこもり像」を一方的に押しつける。しかも、生活に必要なことを「ムダな事」と言い切っています。

意地でも「古い定義」にこだわり続ける可哀相な人w

 この人、ひきこもりは社会との関わりを持ってはならないと決めつけ思い込んじゃって、「新しいタイプの引きこもり」が存在することを意地でも認めたくないのか、現在は削除していますが、「俺のサイト見た?」というアドバイスwや小森ひき子さんの動画リンクを教えてあげたら、「ちょっと知っているからってマウント取りやがって」と捨て台詞のツイートを吐いた後、それを削除して、僕をブロックしていきました。遁走行為です。

定義は、破られるためにあるw

内閣府の定義:
ひきこもりを、自室や家からほとんど出ない状態に加え、趣味の用事や近所のコンビニ以外に外出しない状態が6カ月以上続く場合

この定義を平成30年度調査の調査項目に当てはめ、以下の者をひきこもり状態にある者とした

「ふだんどのくらい外出しますか。」との問いについて、下記の1~4に当てはまる者であって、「現在の状態となってどのくらい経ちますか。」との問いについて、6か月以上と回答した者

1.趣味の用事のときだけ外出する
2.近所のコンビニなどには出かける
3.自室からは出るが、家からは出ない
4.自室からほとんど出ない

https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/r01honpen/s0_2.html

 このサイトをご覧の方ならご存じのように、「ひきこもりの定義」は刻一刻と変化していて、昔は「外出しない」と定義されていたものが、ひきこもりを研究している人達から「外出しているヒキの方が多いぞ!(だいたい引き出し屋の『収容施設』から脱出すること自体が『外出』)」と指摘されて、「一定期間……」の下りが追記されたり、「趣味の用事のときだけ外出する」が増えていたりと、引きこもり界にも「トレンド」が存在します。以前にもちきりんさんのブログを紹介しましたが、最新の引きこもりシーンが主張している、引きこもりの定義は「引きこもり各々が自分自身で創っていくもの」というように、大きな変貌を遂げているのが現実です。乗るしか無いビッグウェーブの到来が始まっています。

最後に、爆弾を

二匹目も進化を否定する人間らしくない思考回路ですねw

 このように、腐敗した定義を頑なに押しつけて「ひきこもり叩き」に狂うのは何故なんでしょうね。胡散臭いビジネスの代名詞となった「ひきこもり支援」の連中でしょうか。そもそも「原因も解明されないまま周囲の人間だけがヤキモキする状態」って、単に原因の究明をやらないで当事者の意向を無視した挙げ句に周囲の人間が周囲の悪意に満ちた間違った情報に振り回されて勝手に妄想思い込みを逞しくしてヤキモキしているだけじゃないか。
まぁ、連中のやっている自立支援と称する単なる職業紹介でしか無い就労支援業務は、色々と突っ込みどころが多いので、どこからあぶってみましょうか。

これが、ひきこもりの定義だ

【家にいるのが好きな全ての方へ】ひきこもり7年目の私がメリットを徹底解説します

 引きこもり界の女神、小森ひき子さんが満を期して発表した動画が、大反響です。

 コメントの多くが共感と絶賛である一方、妬みの声やひき子さんの提案をガン無視して「腐敗した定義」を自身が信じてやまないのか、必死になってひき子さんの提案を否定し続ける、頭のおかしな人まで集まってくる様は、彼女がまさに「引きこもり界の女神」となっていることを象徴する出来事といえるでしょう。

 この動画に続いて、後編が用意されているということなので、次回の発表が待ち遠しくてたまらない今日この頃ですw

引きこもり生活で始める節約生活

 このサイトは、引きこもりシーンの最前線を追い続けることを使命としていますが、この間ググっている時に「引きこもり 節約」という検索候補が表示されていることを発見。早速検索結果を表示させてみると、このサイトが開設された約十年前とは打って変わって、豊富な情報が満載された状態に。改めて引きこもり生活の普及が進んでいることを痛感させられます。
 ここで、もう一つの発見。多くのページが2020年以降に作成されたものであるということ。これは、明らかに「パンデミック」による外出自粛要請を反映した新たな引きこもり生活ブームに基づくものであることは明白です。

人々の資産と生命をも守る引きこもり生活

 ブログ時代に「引きこもり生活で借金の返済を捗らせることが出来て自殺せずに済んだ」とか、「年収二百万円でも資産作りが出来るようになった」と感謝されたことがありました。
 この時点で引きこもり生活が人々の生命と財産を守る社会福祉を向上させる社会貢献型生活様式であることを意味するものに間違いありませんが、彼らは只なんとなく引きこもり生活を始めただけで無く、日常生活でも何故を五回繰り返すなどの問題意識を持った暮らしを続けた結果が各々の望む結果と一致したのだと思います。

引きこもり生活で得られるものとは、「豊かさ」

 引きこもり生活で、お金をかけずに豊かな暮らしを実現することが出来るようになった今、庶民が皆貧困化しているこの島で生き延びる数少ない生き残り術としても、引きこもり生活が注目されているのかも知れない。今回google先生が教えてくれた検索候補が新たな引きこもり生活の可能性を一つ、気付かせてくれました。

 最後に、引きこもり界の女神による食費節約術をご覧下さい。
【ひきこもり女一人暮らし】ひきこもり的節約術教えます!1ヶ月の食費8000以下で生活している解説、栄養面も完璧!

【ひきこもり女一人暮らし】ひきこもり的節約術教えます!1ヶ月の食費8000以下で生活している解説、栄養面も完璧!

巣ごもり消費の次は、おうち時間w

デフォルメに、不満を感じていたあの頃w

 あれは、確かリーマンショックの辺りから現れた言葉。引きこもりに代わる言葉として頻繁に用いられた「巣ごもり消費」。当時は「新世代引きこもり」でいいでしょ、何故わざわざ別の言葉を作るのだろう、なんて思っていたけど今やすっかり定着した言葉。そして、引きこもり生活が標準の暮らし方となった現在にまた、引きこもり生活をデフォルメした言葉が登場しています。「おうち時間」です。

STAY HOMEムーブメント→「おうち時間」の登場

 「おうち○○」自体は、COVID-19パンデミック以前から某家電メーカー辺りが「おうちご飯を楽しもう」等と言った台詞で調理家電の宣伝を必死にやったりしていた程度だったのが、パンデミック以降の STAY HOME ムーブメントが始まってからは、まさしく爆発的に「おうち時間」が頻発するようになりました。

敷居の低さを感じさせる言葉が普及を促進する

 巣ごもり~にしろ、おうち~にしろ、筆者も登場当初は「引きこもり生活を楽しもう、って素直に言えばいいのに」なんて思っていたけど、「ひきこもり」だと意味印象が強すぎてそれこそ臆病な人が引いてしまうだろうから、在宅生活を楽しむ意味合いを連想させる「おうち時間」という言い回しにすれば、こっちの方が心理的敷居は低いのかなと思うようになりました。そんな、敷居の低さを感じさせる言葉が発案され、普及していくということは、間違いなく引きこもり生活の普及にも貢献する、良い流れが大きくなって「乗るしか無いビッグウェーブ」となっていく状況を意味する。そう捉えれば引きこもり生活を愛する者なら「言い換え」を否定することは、引きこもりシーンの衰退に加担してしまうという、自爆行為になるのではないかと、現在ではそう考えています。

 引きこもり生活は、誰もが手軽に愉しむことの出来るウルトラエシカルライフスタイルの普及策として、「おうち時間」は可能性を秘めた言葉として素直に受け入れたいと思います。