神戸新聞NEXT|経済|老舗百貨店ヤマトヤシキが経営再建 投資ファンド下で
ここの姫路店へ行ったことがありますが、飲食店街や一部の婦人服売り場だけが改装されていて、他の売り場は旧態依然としたままで駅から十分(じゅうぶん)な距離を歩いてまでの時間や労力をかける意味のないところだという印象でした。この時点で今時の進化した通販に勝てないことは十分理解できると思います。しかも「ライバル達」は「駅直結」。引きこもりでなくてもアクセスの不便なところは敬遠される、という時代の要求に背いています。事実、駅直結である加古川の方がここでは稼ぎ頭だったりしますし。
衣食住のパフォーマンス向上に余念のない今時の引きこもりにとっても、百貨店の「デパ地下」や生活用品売り場は選択肢に入れてもいいかなと思う時もありますが、ここの地下はとにかく狭い!店員さん達も窮屈そうでそれだけでも気が滅入ってすぐにでも店を出たくなりましたw 「自宅で欲しい商品を探して回る」ことができる、ということがどんなに素晴らしいことかとを十分に思い知らされましたよ。
もう一度繰り返しますが、今の引きこもりは衣食住への執着が強い生き物です。様々な価格や品質の物を自宅で探し出せる様になっているだけでなく、注文も済ませられる状況に慣れているので百貨店のような旧態依然な存在をスルーしています。僕自身はメーカー直販の利用が増えていますね。となれば、地上波テレビや折り込みチラシにガラケーサイトを有り難がる所謂「B層」を対象にすべきですが、こちらには駅前の商業施設や郊外のショッピングセンターがある。
結論を言います。旧態依然な消費システムの役目は終わりました。
自分の欲しい物が既存の小売店では見つからなくなりつつあります。自宅で活躍しているパワフルなコードレスクリーナーも、毎朝祈りを捧げているヒョウタンツギの偶像も、自宅での注文が一番早く入手できる時代です。いちいち店にまで出かけて取り寄せを頼んでなんかいられません。
「地殻変動」はこの島でも起こっています。
広告:「地殻変動」に対応した暮らしに、タブレットPCの更新をw