引きこもりは喧騒を嫌う人が多いのでは、と多くの人が想像すると思います。
事実、僕も喧騒とは距離を置くのが好きです。なら、引きこもりが暮らすに相応しい地域は「田舎」一択である、と考えがちとは思います。
でもちょっと待って下さい。本当に、田舎で快適な引きこもり生活が営めるのでしょうか。確かに田舎でも光ファイバーや高速の無線通信が通じているところは増えていますし、通販が便利すぎる(笑)ので、出かけなくても欲しいものが手に入る体制はあります。ここでもう一度考え直して欲しいのは、『新世代の』引きこもり生活とは部屋の中で快適な生活をすること。このエントリにも書いているように、只部屋にこもるだけでは快適な引きこもり生活を営むことは出来ません。例えば収入確保。在宅の仕事だけで本当に満足できる金額を確保できますか?田舎には喧騒が少ない分職場など収入源も少ないと考えるべきでは無いのでしょうか。既に資産面での不安が無くなっている方も、百パーセント通販で必要な物を入手できる自信はありますか?生鮮食料品はやっぱり通販での調達が難しいものです。勿論田舎でネットスーパーを利用することが出来ない状況は今後も続くと思いますし。交通機関が無いのも田舎の弱点。まさかマイカーを持てばいいと考えて居ませんか。莫大な費用がかかりますし、事故のリスクに移動時のストレス、時間も浪費しますよ。自然環境が厳しいのも田舎で暮らす際の弱点。光熱費(特に冷暖房)や交通費、車の維持費もスタッドレスタイヤなど更に必要な物が増えて費用はかさみます。
特に車が無くても普段の暮らしが完結する体制が理想。しかし利便性の高い地域は取得時の費用が嵩みがちと言う現実もわきまえて。
- 田舎は維持費が高い(特に交通やインフラの自己負担分が多い)、
- 市街地は初期費用が高い。そんな感じでしょうか。
我々の目指す引きこもり生活は、経済性と快適性の両立。この点だけは決して忘れること無く拠点の置き場所を選定していきたいものです。
バブル期の首都圏・中京・京阪神地区など都市部の地価高騰があった頃は郊外・田舎の物件が安く見えたものでしたが、今ではあの頃よりは価格も落ち着いてきたり、日々の暮らしも田舎の方が輸送費のコストが嵩んで値段も高くなっています。
自然環境も大きく変わって、僕が田舎へ行った十年前は今程寒暖の差が激しくなかったのですが、今は半端ない差になりましたし(特に夏が暑くなったことが堪える)、通信や通販が便利になったことによる恩恵は住む場所を問わないのなら、市街地でもコストをかけずに暮らせるようになった事を意味するので正直今すぐにでも転居したい気持ちです(笑)。
市街地でも喧騒を避けることが出来る方法を知ったのが大きいですけどね。
田舎でも首都圏近郊でもあまり家賃変わらないし
快適さを考えたら田舎は最悪です
へぇ、思った以上にリタイア発想の中で時代の変遷を見てこられたんですね。
じゃあいよいよ時代がやって来たってところですか。
着々と準備が進んで行くのはワクワクしますね。
僕も昔ブラック企業で身も心も壊されかけていた頃は田舎でしばらく休みたいと思っていましたが今のようにインターネットなんて便利なものが無かったのでしばらく我慢していました。それが却っていけなかったのですが。
で、ネットが発達した頃に田舎へしばらく休んでいましたが、社会基盤の維持問題などが浮上して昔より暮らしづらくなってきたことや車の維持費や運転のストレスを考えると交通機関が揃っているところへ移りたくなってきたのが現在の心境。
昔は交通機関の乗換えが不便で車の方が時間的にも有利でしたが、今は交通事故問題などで交通機関の利用へシフトしたいですね
でも昔の都会は生活必需品が買える拠点のアクセスが意外と面倒だったし(今のように乗換え案内のサイトも無かったので交通機関の利用が行き当たりばったり的になって時間のロスが多くなりがちだった)、案外暮らしづらかったです。ネットで萌える店や商品を探すなんて事も出来なくて百貨店や総合スーパーにある物で我慢していたりとか。
今思うとぞっとしますね。
私もド田舎暮らしは諦めました。
利便性と落ち着きを兼ね備えたちょうど良い町なんてたくさんあるものと思います。
私の住んでいる町もその1つだと思いますが、下手したら田舎の方が初期費用も高いです。