地上波のテレビ番組がまた社会混乱を引き起こす要因作りをしたと聞いてググってみました。もう日テレさんの宣伝大成功ですなw
番組は勿論見ていないので記事などによれば、SIMカードのPINによるロック設定をかけておくことで、SIMカードが盗まれて他の端末に刺されてもSIMカードのPINを入力しないと通話通信が利用出来なくなるという不正使用対策をやっておこう、というものだそうですが……
「世界一受けたい授業」が不正確放送、鵜呑みにするとスマホが使えなくなる危険性 https://t.co/dXi1HgTTQN @sm_hnより
— ヒョウタンツギ愛好家 (@hyotantsugi) June 28, 2020
結論を先に出すと、SIMカードの暗証番号保護で通信を使われないようにすることよりもスマホ端末自体のロック&データ消去の方が重要なのではと思うけど、地上波のテレビしか見ない連中に端末のデータ消去を勧めるとテレビ局や制作担当者/社が裁判所で付き合う羽目になるかも知れないからSIMカードなら死んでも再発行させておけば(三千円ぐらいの損害なら目をつむるだろう?)責任を被ることはないだろうという激甘な考えがあったのかな。
端末のデータバックアップを定期的に行って、無くしたら端末のロック&データ消去。これが王道。勿論それの指示には通信が出来ていることが前提。そういう意味でもSIMカードのロックはむしろしない方がいいぐらいですw 強いて挙げれば、初期設定の番号だと「乗っ取り」で使われまくられそうだから変更しておきたいという考えもあるけど、それなら事業者へ利用停止を依頼した方が早い。
Twitterの反応では「SIMロック」と混同している人やPINロック設定時の画面で「現在設定されているPIN(≒初めての設定なら初期設定された番号)」を入力しないといけないのに、何故か変更していないのに自分のお気に入りPIN(恐らく、申込時に設定した「ネットワーク暗証番号」などの事業者サービス用の暗証と混同したのかもw)を入力しようとして「間違った番号」を3回入力してSIMカードが利用停止になってしまった人とかがいて、流石地上波テレビ番組に依存した人達の頭脳レベルは残念だなぁ、と感心する次第。
前述の紹介した記事にも書かれているけど、
平均的なリテラシーが低いであろうテレビ視聴者層とは噛み合わなそうな、難しい小技の紹介でありながら、リスクや失敗時の解決方法といった基本的な説明を欠いて放送したのでしょう。これが全国地上波で流れてしまった以上、明日の携帯ショップの現場は阿鼻叫喚の地獄絵図。テレビの質の劣化をひしひしと感じる一件です。
https://smhn.info/202006-a-tv-program-about-sim-pin-lock-has-been-broadcast
これに尽きますよね。
もういい加減学びませんか。
地上波のテレビ局はデマやフェイクニュースしか流さなくなった、社会混乱を引き起こす反社会勢力であることを。
ちなみにSIMカードを「復活」させるために必要な、PUKコードの確認は前述の記事に加えて、auの場合はSIMカードが付いていた台紙に入っているカードに記載されているものがあるので、そちらでも確認出来ます。無ければネットやコールセンターへの問い合わせですね。
(続き)
— すごかけん (@sugokaken) June 28, 2020
これはau契約時にもらったSIMカードの取説。注意点として、PINコードを3回連続で間違えるとロックされる事、解除にはPINロック解除コードの入力が必要な事などが書かれている。PINロック解除コードは、SIMカード台紙の裏面に記載されている。
(続く) pic.twitter.com/d6GZMS1d3R